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西成区で相続した実家を売る。査定の前にやる順番と、費用のこと

    西成区で相続した実家を売る。査定の前にやる順番と、費用のこと

    書いた人:川原貴諒(宅地建物取引士・大阪市西成区)

      西成区で相続した実家を売るとき、査定は最後です。先に、誰が売主になれるかを確かめます。順番は、名義と相続人、遺言、親御さんの判断能力、時系列の書き出し、そのあとに査定です。まだ売るかどうか決めていない段階でも、この順番で進められます。

      「親が住んでいた家が、空いたままなんです。売るかどうかも決めていなくて」

      大阪市西成区で不動産屋をしていて、相続の相談はだいたいこの一言から始まります。売ると決めた人からの連絡は、むしろ少ない。

      この記事は、その「まだ決めていない」段階の方に向けて、査定の前にやる順番と、お金のことを書きます。

      ■ 査定は最後です

      先に結論を言います。相続した実家の売却で、いちばん最初にやるのは査定ではありません。「誰が売主になれるか」を確定させることです。

      家を売る契約は、名義人がします。親名義のままなら、相続登記をして名義を移してからでないと売れません。そして誰が相続するかは、遺言の有無、相続人が誰か、遺産分割協議(相続人全員で誰が何を相続するか決めること)で決まります。

      ここを飛ばして先に査定をすると、買主が付いてから「売主が決まらない」で止まります。いちばんもったいない止まり方です。

      ■ 順番は、この5つ

      1. 名義と相続人を確定する。登記事項証明書(法務局で誰でも取れる、その家の名義の証明書)で、名義が親の単独か共有かを見る。戸籍で相続人が誰かを確定する。集めた戸籍は司法書士に見てもらいます。

      2. 遺言を探す。あれば、遺産分割協議そのものが要らない場合があります。探す場所は5つ(自宅・法務局・公証役場・貸金庫・預けた先)。

      3. 親の状態を確認する。片方の親が存命で施設にいるなら、判断能力があるかで道が分かれます。判断能力がなければ、遺産分割協議も売買契約もその人はできず、成年後見人(本人に代わって財産を管理する人)と家庭裁判所の許可の話になります。判断能力があるかどうかは、医師・家庭裁判所・司法書士が決めることです。あなたが今日できるのは、施設名・入所日・要介護認定の有無・普段の会話の様子を家族で書き出しておくこと。それを持って、司法書士に見てもらう順番になります。どの司法書士に、何を持って行くかは、私どもが一緒に整理します。

      4. 時系列を書き出す。親がいつまで住んでいたか、いつ施設に入ったか、いつ亡くなったか。譲渡所得の3,000万円控除(相続した空き家の特例など)が使えるかどうかは、この日付で決まります。判断は税理士です。

      5. ここで、はじめて査定。私どもが成約事例と売出事例を並べて、概算の価格と、売り方の選択肢(古家付き現況渡し/解体して更地)を出します。

      大阪市内の古くからの市街地には、連棟の長屋や、幅4m未満の路地に面した家があります。だから査定の前に「道路の幅」「境界標があるか」「水道・ガスを止めているか」を先に見ておくと、話が早くなります。自分で見る4か所は、LINEの友だち追加のあとにお渡しする1枚(A4)にまとめてあります。

      ■ 更地にしないと売れない、は違います

      「古い家だから壊してから売ったほうがいい」とよく言われます。壊す前に、数字を3つ見てください。

      - 家を壊すと、住宅用地の特例(家が建っている土地の固定資産税を軽くする仕組み)が外れて、翌年度から固定資産税が上がる

      - 解体費は法律で売主負担と決まっているわけではなく、契約条件。買主が壊す前提で売る形もある

      - 今は解体の前にアスベストの事前調査が義務で、その費用が解体費に乗る

      古家付き・現況渡し(壊さず今のままで売る)の選択肢を、先に並べます。壊すのはいつでもできますが、戻すことはできません。

      ■ 費用のこと

      ここは先に書いておきます。

      - 相談と、現地への同行に費用はかかりません。

      - 仲介手数料をいただくのは、売買契約が成立したときだけです。上限は法律で決まっていて、売買価格が400万円を超える場合は「価格の3%+6万円」に消費税。目安として、1,000万円で売れたら36万円+税(39万6千円)、2,000万円なら66万円+税(72万6千円)です。

      - 800万円以下の家は、現地調査などの費用を含めて上限33万円+消費税とする特例があります(低廉な空家等の特例)。この特例は、媒介契約(売却を依頼する契約)を結ぶときに、あらかじめ書面で合意しておく必要があります。合意なしに自動でかかるものではありません。

      - 仲介手数料のほかに、相続登記の費用(司法書士の報酬と登録免許税)、測量が要る場合の費用、解体する場合の解体費が、それぞれ別にかかります。要るかどうかは家ごとに違うので、面談で「この家に要るもの」だけを一覧にしてお見せします。手元にいくら残るかは、その一覧と売却価格の概算から、その場で計算します。

      - 査定は無料です。ただし「概算」であること、正式な調査は媒介契約のあとであること、不動産鑑定士の鑑定評価書ではないことは、書面に明記してお渡しします。

      ■ よくある質問

      Q. 相続税はかかりますか

      A. かかる可能性があるかどうかは、財産全体で決まります。判断は税理士です。私どもがやるのは、税理士に何を持って行けばいいかを整理することです。

      Q. きょうだいで意見が割れています

      A. 割れたまま査定に進んでも、売主が決まらないので売れません。先に「誰が相続して、誰が売るか」を決める。その話し合いに必要な材料(名義・相続人・税の分岐)を揃えるところまでは、一緒にやります。

      Q. 西成区以外でも相談できますか

      A. 大阪市内と、その周辺で動いています。実家が遠方の場合も、まず状況を聞かせてください。

      まだ売ると決めていなくて構いません。「誰に何を聞けばいいか分からない」の段階で、LINEでご相談ください。相談に費用はかかりません。返事をするのは、宅地建物取引士の川原本人です。相続以外のご事情(住み替え、転勤、離婚)でも、同じ窓口で構いません。

      売ると決まったら、売却専用ページに進み方をまとめてあります。
      https://tk-granks.co.jp/sell

      西成区の家なら、西成区専用のページもあります。

      https://tk-granks.co.jp/nishinari

      友だち追加のあと、「実家、売る前に自分で見る4か所」の1枚(A4)をお送りします。次に実家へ行く日に、そのとおりに写真を4枚撮ってきてください。相談は、その4枚から始められます。

      大阪市西成区の不動産屋 TKグランクス株式会社 川原貴諒(宅地建物取引士)

      LINE:https://lin.ee/8wVUuCW / お問い合わせ:https://tk-granks.co.jp/contact

      → 家の売却・買取のご相談について(対応エリア・流れ・費用)

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