宅建はある。実務がない。その状態から始める方へ|不動産レンタル上司
書いた人:川原貴諒(宅地建物取引士・大阪市西成区)宅建はあって実務がない状態から始めるなら、最初に身につけるのは物件調査の型です。大阪市西成区の不動産会社TKグランクスが、ひとりで開業した直後の方向けに、つまずく場所と覚える順番を説明します。法務局で登記簿・公図・地積測量図・建物図面を取り、役所で道路の種別・都市計画・上下水道・埋蔵文化財を聞く流れを迷わず回せるようにしてから、媒介契約と報酬、重要事項説明、お客様への伝え方に進みます。
宅建に受かった。会社を辞めた。免許も取った。
それでも、最初の1件をどう進めればいいか分からない。
独立した方から、そういう相談を受けます。
不動産レンタル上司は、社内に上司がいない方の、上司の役を引き受けるサービスです。
たとえば、役所に行く前の夜に「明日これを聞いてくる」を一緒に確かめる。
動いている案件の判断に、横で付き合います。これを伴走と呼んでいます。
僕は2007年にこの業界に入りました。
分譲住宅の仲介、賃貸の仲介と管理、注文住宅、造成から建築・販売まで。2026年に独立しています。
その間に何度も見たのが、ひとりで始めた人が、誰にも聞けないまま判断を迫られる場面です。
この記事では、独立した直後につまずく場所を書きます。
ひとりで開業した人がつまずく場所
会社にいたときは、分からないことを聞ける人がいました。
独立すると、それがなくなります。
調べ方が分からない
物件の調査をしようとして、まず止まります。
役所のどの窓口で、何を聞けばいいのか。
道路の種別はどこで分かるのか。上下水道はどこに聞くのか。法務局で何を取ればいいのか。
やり方を知っていれば半日で終わることに、二日かかります。
聞く相手がいない
社内に先輩がいません。
独立したばかりだと、聞ける相手の数も限られます。
聞いた答えが自分の案件に当てはまるかも、確かめる手段がありません。
それに、聞くこと自体が「知らないと思われる」ようで、聞きづらい。
判断の基準がない
一番きついのがここです。
この物件、進めていいのか。
この条件で預かっていいのか。
この説明で足りているのか。
間違えたときに止めてくれる人が、いません。
実務を知らなくても、案件は来ます
開業すると、相談は案外早く来ます。
友人からの「家を売りたい」。
身内からの「相続した土地をどうしよう」。
SNSからの問い合わせ。
ここで道は二つです。断るか、受けるか。
断れば、信用は残ります。ただ、次はありません。
受ければ、実績になります。ただ、判断を間違えれば事故になります。
不動産の事故は、金額が大きくなります。
僕が「ひとりで開業した人が、事故を起こさずに続けられる業界にしたい」と考えるのは、この場面を何度も見てきたからです。
最初に身につけたいこと
何から覚えるか。順番を付けるとこうなります。
物件調査の型
法務局で取るのは、登記簿、公図、地積測量図、建物図面。
固定資産税の課税明細で、何が分かるか。
役所ではどの窓口に行き、何を聞くか。道路の種別、都市計画、上下水道、埋蔵文化財。
この流れを、迷わず回せるようになるのが最初です。
媒介契約と報酬の考え方
専任か、一般か。どちらを提案するか。
報酬の上限はどう決まっているか。特例が使える場面はどこか。
書面に何を書くか。
重要事項説明に何を書くか
調べたことを、どう書面に落とすか。
宅建業法35条に並ぶ事項を書面に書かずに説明しても、重要事項説明の義務を果たしたことになりません。
わざと伝えなかった場合は、47条の「故意に事実を告げない」行為に当たる可能性もあります。
かといって書きすぎれば、肝心な点が埋もれます。この線をどこに引くか。
経験の差が一番出るのは、ここです。
お客様への伝え方
悪い情報を、どう伝えるか。
黙っていれば決まる案件で、先に言えるか。
言うなら、どう言えば相手が受け取れるか。
ここは姿勢が問われます。
受講中に開業した方がいます
受講中に、2名が開業しました。
そのうちの1人は、宅建に受かったものの、実務の経験がありませんでした。伴走を受けながら準備を進め、開業しています。
向いていない方
答えだけがほしい方には、向きません。
僕が渡すのは「ここを見てください」「この場合はこうなります」という材料です。
最後に決めるのは、ご本人です。
すぐに売上を上げる方法を探している方にも、向きません。
集客や、契約を取るテクニックを教える場ではないからです。目の前の案件を、事故なく最後まで進めるための伴走です。
宅建を持っていることと、実務ができることは別です。
ひとりで抱えなくて大丈夫です。
いまの受付について
現在は受講生が埋まっているため、新規のお申し込みは停止しています。
2027年1月から再募集します。
受付開始日とお申し込みの方法は、LINEでご案内します。質問だけでも構いません。
レンタル上司のLINE:https://lin.ee/pmBbZd6
サービスの紹介:https://tk-granks.co.jp/real-estate-mentor
大阪市西成区の不動産屋 TKグランクス株式会社 川原貴諒(宅地建物取引士)
宅地建物取引業 大阪府知事(01)第067136号
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