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中古住宅を買う前にホームインスペクションを入れるべき理由
TKグランクス株式会社の川原です。不動産歴約20年、売買仲介の現場から、中古住宅購入前に必ずやっておくべき「ホームインスペクション(住宅診断)」についてお伝えします。
今日、実際に中古戸建の案内をしました。ご主人が建築関係、奥様が金融関係のご夫婦です。インスペクションの報告書をお渡しした瞬間、話の次元が変わりました。「リフォームにいくらかかるか自分で分かる。融資を当たるので物件資料を送ってほしい」という展開になりました。
報告書を最初から持っていたから、この展開が生まれました。準備があるから話が速くなる。これがインスペクションを入れる理由の一つです。
ホームインスペクションとは何か
ホームインスペクションとは、建築士などの専門家が住宅の状態を客観的に調査し、報告書にまとめる「住宅診断」のことです。
調査の主な対象は以下のとおりです。
基礎・構造部分のひび割れや劣化、屋根・外壁の状態、雨漏りの痕跡、床の傾きや沈み、設備(給排水・電気)の状態、シロアリ被害の痕跡。
目に見えない部分の状態を、専門家が見える化します。
なぜ中古住宅に必要なのか
新築と違い、中古住宅には「見えない歴史」があります。前の所有者が何年間どう使ってきたか、過去に修繕した箇所はどこか、適切に管理されてきたかどうか。これらは外観から判断できません。
2007年に大手パワービルダーが販売した建売住宅で、構造上必要な壁量が基準を下回っていた物件が529棟発覚したケースがあります。買い手は知らないまま住んでいました。
インスペクションは、こういうリスクを契約前に明らかにするための手段です。
「口で言うより報告書が全部語る」
「この物件は大丈夫です」と言うのは簡単です。でも、それは業者の言葉です。
インスペクションの報告書は、第三者の建築士が客観的に調査した結果です。良い点も、問題のある点も、全部書いてあります。川原はこの報告書を買主にそのまま渡します。隠しません。その上で、買うかどうかを判断していただきます。
業者の言葉より、第三者の専門家の報告書の方が信頼できる。これは当然のことです。
費用はいくらかかるか
ホームインスペクションの費用は、物件の種類や調査範囲によって異なりますが、一般的に5万円〜10万円程度です。
当社では、この費用を川原が負担します。
人生最大の買い物に対して、5万円〜10万円は安すぎるくらいです。それくらい当たり前のことだと思っています。
インスペクションで分かること・分からないこと
正直にお伝えします。インスペクションで分かることと、分からないことがあります。
分かること。現時点で目視・簡易計測できる範囲の劣化・欠陥・リスク箇所です。
分からないこと。壁の中・床下の見えない部分の詳細、将来発生する劣化の予測、設備の性能の細部。これらは別途専門的な調査が必要な場合があります。
インスペクションは「完全な保証」ではありません。現時点で分かる情報を最大限に集め、判断材料として使うものです。この認識を持った上で活用してください。
インスペクション済み物件を選ぶ基準にする
物件を選ぶとき「インスペクション済みか」を一つの基準にすることをお勧めします。
さらに言えば、担当業者が「インスペクションを勧めているか」を確認してください。インスペクションを嫌がる業者は、物件の問題を隠したい可能性があります。正直に情報を出す業者かどうかを見極める、一つの判断基準になります。
最後に
中古住宅の購入は、インスペクションを入れることで「分かった上で買う」ができます。隠された欠陥を知らないまま契約して後悔するのと、全ての情報を持った上で判断するのとでは、その後の生活が全く違います。
購入を検討している物件がある方、インスペクションについて詳しく知りたい方は、プロフィールのLINEからご相談ください。
TKグランクス株式会社 川原 貴諒
宅地建物取引士/不動産歴約20年
大阪市西成区松一丁目6-15 ファニー・ハースト102
TEL 090-5676-1912 LINE:プロフィールから
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